FC2ブログ

PAGE TOP

記事紹介:原発の近況と放射能

同感する記事、人物に出会ったので紹介します。原発七不思議  3億ベクレルと60京ベクレル・・・見事な変身
1
年1ミリシーベルトが「適切か」という議論は要らない. それが40年来、専門家が協議して決めてきた放射線量だから。それがなぜ覆され、子供にすら20ミリ(外部だけ、それも室内を2.5分の1にしてあるが)の被ばくをさせているのか?


新潟の柏崎刈葉原発が中越沖地震で壊れたとき、大気や海水に3億ベクレルの放射性物質が流れたとされている。

昔から原発に批判的だったある大手の新聞は、事故の後の7月17日朝刊1面の見出しで、
「放射能を含む水、外へ 柏崎刈羽原発揺れ 国内最大」
と書いた。

ところが、福島原発では、3億ベクレルの20億倍、60京ベクレル以上の放射性物質が大気と海に流れたのに、

「健康に影響がない。もともとガンになる人は全人口の33%なのに対して、100ミリシーベルトをあびても0.5%にしか過ぎない。だから今回の放射線はたいした事はない。」
という記事を出した(2011年4月24日日曜日朝刊)。

3億ベクレルなら大変だが、その20億倍の6京ベクレルになると安全になるというのがこの新聞の考え方だが、このような突拍子もない考え方はどこからでてくるのだろうか?

時々、大新聞の取材を受けるが、記者はとても優れていて、常識的だ。そしてやや政府にも批判的で、記者としての精神も失っていない。
それが、原発と放射線のことで大転換を行った理由はなんだろうか? 普通に考えると「福島原発では、政府の圧力に負けた」となるが、本当に大新聞ともあろうものが、そんなに簡単に政府の圧力に負けて、「20億倍のジャンプ」をするのだろうか?
それも4月25日というとすでに福島原発はかなり安定していて、「パニック」になる可能性などはない。だから、なおさらその「見事な変身」に驚くばかりである.
福島原発では、大新聞ばかりではなく、これまで「放射線は怖い」と言い続けて来た人たちが大きくその発言を変えた。そのうち、「専門家」と言われる人たち(放射線の専門医とアイソトープ関係者)の変身ぶりもかなり見事である.


・・・・・・放射線の専門医・・・・・・

あるお医者さんから「放射線の専門医の国家試験」の問題集を送っていただいた。それを読むと、「低線量率の障害は確率的」であると毎年、出題されている。

ということは、「放射線の専門医」は「低線量率で致死ガンと遺伝性障害」がでるということを「専門医の国家試験」では「正しい」と回答していた。
しかし、その専門医の一部の先生が福島原発については「低線量率では何も起こらない」と繰り返し発言している.

これも普通に考えると、
「確かに、医師の国家試験の時には合格しなければならないから、1ミリでも致死ガンになるというのに○をつけたが、普段から低線量率ではガンにならない」と個人的に思っていたが、言い出せなかった。だから、実際に福島原発で大量の放射性物質が漏れたので、自分の本心を言おうと思った。」
と言われるだろう.

・・・・・・アイソトープの専門家・・・・・・
普段は、「放射線を業としている(規制値以上のものが多くなれば儲かる仕事)」彼は次のように言うかも知れない。

「普段は規制値が低い方が商売の対象となるものが増えるので、それだけ儲かるから、1ミリと言っていた。しかし、事故のあとは、私のところは政府の補助金が入っているので、政府が100ミリと言えば、それに従うしかない.それで子供がガンになっても、自分の生活が大切だから仕方が無い」

いずれも違うと思う.
すでに、日本社会は事故から1ヶ月半になり、パニックになる雰囲気でもないし、大人は少しの儲けぐらいで、子供の被曝量を増やすのも良くないことは知っている。
私は「新聞記者も医師も、専門家も急に変節した」という原因は、次のことと思っている.
1.
3億ベクレル(健康に影響が無い範囲)なら判断できるが、6京ベクレル(健康に影響がある範囲)になると、怖くてどうしようもなくなり、頭が真っ白になって判断力を失った、
2.
6京ベクレルの結果を見るのが怖かったので、とりあえず影響がないということでごまかしたかった、
3.
科学的事実を直視する勇気が無く、自分で判断しなくてすむ社会の空気を重んじた、
ということのように思う.





大人の勇気と判断力が、子供の運命を決めるのは今に始まったことではないが、日本人として残念だ。




(平成23年4月27日 午後8時 執筆)






武田邦彦
スポンサーサイト



[ 2011/04/28 22:04 ] その他 | TB(0) | CM(2)

Re: タイトルなし

>マッキーさん

コメントありがとうございます。
感じ方は人それぞれですね。

立場によっては大きな判断は難しいものだと感じます。
WHOによる世界の基準、かつての臨界事故での騒ぎ、
今回の許容値を比較すると、悲観的になってしまう私です。
ただちに健康を害するものではないという表現は未来への責任を回避するものにも思えてしまいます。
長期化すれば周辺の線量、汚染地域は広がりを見せるでしょう。


なによりも今後未来を担う子どもたちの健康を思うと。
勝手なことばかり書き綴り申し訳ないです。

[ 2011/05/07 01:58 ] [ 編集 ]

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2011/05/05 03:59 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://uezawaheiji.blog120.fc2.com/tb.php/296-b3bb2ff4